ロジスティクスの使命は、市場への商品の供給を円滑に行うことを目的とし、「適切な商品を、適切な場所に、適切な時間に、適切な条件で、適切なコストで供給する」ことです。
これに対して、物流センターは「リードタイムの短縮、物流品質の向上、商品管理レベルの向上、トータルコストの削減、物流波動への対応」などによって貢献することです。
市場は急速に拡大し、ハードもソフトも技術的に大いに進展しました。サプライチェーンも１社では支えきれずに、複数企業の連携の上に成り立っています。

個人ユーザーは家庭内での内食だけでなく、外食として食品を消費することも考慮すれば外食産業も重要なユーザーです。
またコールドチェーンの現状と課題を議論する中で、冷凍食品メーカーとこれらユーザーを結ぶ、流通においても課題が見られることが分かってきました。家庭、流通、外食の３つの視点からは食品を供給する冷凍食品メーカーも、農業生産地、漁業卸売市場から見ればひとつのユーザーです。
ロジスティクスの課題は多いですが、そのぶん、期待されているとも言えます。私たちのやらねばならないことは多いということです。