< 現在のコンクリートの問題点 >
コンクリートの劣化には多くの原因があげられますが、そのほとんどが湿気や硫酸塩系が水に溶け、変化したことが関連しています。一般には、コンクリートの水に対する耐性が強いほど、その浸透性は低くなり、劣化に対する耐性も大きくなります。
COSMO KD-300 (練込み用) の特徴
コンクリートの性能値向上。より緻密で強く、不浸透性・安全性が高く、
汚染・凍結損傷、埋め込まれた鋼の腐食などの影響を受けにくくなります。
COSMO-KD300は、通常のセメント効力を失うことなく水和を開始する能力が可能になりました。
これにより、コンクリートの性能値が向上し、より小さく均一な細孔サイズ、低い空隙率、潤滑性の向上を実現します。
また、表面のブリード水量が大幅に減少します。
COSMO-KD300は、シリカフュームと同レベルの並外れたフィラーの利点を持ち、より緻密で強く、不浸透性・安全性が高く、汚染、凍結損傷、埋め込まれた鋼の腐食などの影響を受けにくくなります。
COSMO KD-300 製品メリット
・ポルトランドセメントベースの水和を最適化し、内部硬化として機能しながら全体的な水和率を達成します。
・コンクリートの収縮、スラブカール、表面のひび割れが減少します。
・コンクリート内部の性能を強化し、骨材、鉄筋、砂、コンクリートペーストを保護します。
・ポルトランドコンクリート用途の塗料、コーティング、接着剤との互換性があります。
・潤滑性が高まるので、作業性と流動性を高めます。
・コンクリート内の浸透性と多孔性を低減し、新しい水分の侵入を防ぐことにより凍結融解耐性を大幅に向上させます。
・コンクリート内部に触媒作用のあるヒドロゲルが形成されるので、有害な化学物質からコンクリートを保護します。
COSMO KD-300 施工準備
① 規定量の水と液剤を混ぜ合わせます。
計量は砂や砂利の重量は関係なく、セメントの分量に対して水と液剤の正確な量を計測してください。
② 通常の作業と同じ様にセメントを練る際に、①を入れてよく混ぜてください。
その際に通常のセメントより緩くなりますが、この状態が正常です。
COSMO KD-300 施工方法
COSMO-KD300はセメント、骨材、細粒等の混合材料を導入する前に、バッチ混合水の 90% に混合します。
トランジットミキサーでバッチ処理をする場合は、COSMO-KD300 を次のように使用します。
① コンクリートの混合水の90%をトランジットミキサーに入れます。
② あらかじめ計量したCOSMO-KD300をトラジットミキサーに入れます。
③ ミキサードラムを8〜10回転させます。
④ セメント砂と骨材等を追加します。
⑤ 残りの混合水を追加します。
⑥ バッチを10〜15ppm 以下で、少なくとも 15分間 混合します。
COSMO KD-300 エビデンス1:[ 炭酸化耐性 ]
◆ CPT-2000との組合わせで 5% アップ
COSMO KD-300 エビデンス2:[ 耐摩耗性 ]
◆ CPT-2000との組合わせで 70% 改善
COSMO KD-300 エビデンス3:[ 塩化物池試験 ]
◆ CPT-2000との組合わせで 最高で 改善度 353%