今が物流プラットフォーム構築を目指す時

今、私たちは大きな時代のうねりの中にいる。実際、現在の経済や物流環境を理解するには、日本だけを見ていても理解できない。今後のビジネス設計はできない時代になっている。世界の動き、米国の動きなど、新しいビジネスの動きを見ていくことが必要で、経済モデルがダイナミックに変化し、10数年前のビジネスモデルでは役にたたない。

(1)第四次産業革命の始まり
例えばアマゾンを見ていただければ分かるだろうが、物流にあれだけの投資をしており、IT化、ロボット化などのテクノロジーによる効率化を図っている。世界の先進国はこのテクノロジーの獲得にしのぎを削っている。これが今のトレンド。独自のウェブサービスを開発し、莫大な情報を獲得しているのはなぜなのかを考える必要があるようだ。

(2)物流のプラットフォーマーになるには
シームレスに物流センターに情報が届くようになれば効率化は格段に進む。最終的には、ビッグデータを吸い上げて、デジタルデータとして時間軸や商品軸などで分析することで、さまざまな改善策を打ち出すことがである。例えば、ある商品の一部だけが、破損している場合、パッケージが悪いのか、取り扱うサプライヤーのせいなのか、輸送時の問題なのか、なども瞬時に判断を行うこと。そういう意味で、物流のプラットフォームづくりに挑戦し、プラットフォーマ―になるのはそれほど先のことではない。

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