エコ配/集配精度向上、年1千万個へ

自転車による集配サービスとして脚光を浴びるエコ配は、年間取扱個数が1,000万個目前となっている。東京都心ではリヤカーを引っ張って走る姿を目にすることも増えている。
エコ配の商品コンセプトは、首都圏・名古屋・大阪間の集配を距離に関係なく1個310円(税別。宅配バッグやレターケース等の専用梱包資材を使う場合は別途20円(税別))で配達するというシンプルな料金体系にある。

■エコ配の特徴
都心部での自転車配送。東京5区以外は軽自動車だが、集配密度が高くなれば自転車へ移行している。自転車によるメリットは、ほとんどCO2排出をしなくて済む点。

■宅配のマーケットは寡占化
BtoBを中心としたマーケットを対象として営業を行い、大手企業、中小企業、様々な事業所からの荷物を受託している。さらに現在では大手通販企業を中心に、BtoCの荷物も増加してきており、今後はBtoB及びBtoCを中心に、荷物を増やしていきたいとのこと。
サービス面でも、翌日配送、代引きサービスの開始、荷物追跡システムなど大手宅配業者と変わりないサービスを当社の集配エリア内では実現している。

■輸送品質の向上策は?
荷物の増加によって、2007年に11か所だった営業所が、今では今月オープン予定の2店を含めて27か所、軽自動車155台、自転車144台の規模。ある密度、1平方㎞でだいたい40個以上を超えると自転車のほうが効率化がよくなる。荷物が増えてくるごとに、軽自動車から自転車に切り替えた。
現在の取扱個数の65%超が自転車での配送。取扱個数の増加に応じて、集配を行うエコクルーが増加してきたことと、特に自転車コースを中心に若手を積極的に登用した結果、リードタイムを大幅に改善することになり、大幅な品質向上につながった。

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