輸入増加に備え、物流リソースを拡充し顧客の要望に応える
(1)物流業界は曲がり角に来ている
物流業界では上向きの市場環境である。ところが、3.11以降、建設業界では人手不足が深刻であったが、それが物流業界にまで広がっている。トラックドライバーの不足は、少子高齢化や中型免許の採用、長時間労働の規制など様々な要因が絡み、若い人が就業しずらい環境下にある。顧客からのコストダウンの要求は続く一方、顧客の期待にいかに応えていくか、どう兼ね合いをとっていくかが重要である。
(2)輸入増加に備え先進物流倉庫をなど整備
国内では輸入を中心に主要港でのコンテナ取扱量が増えた。港湾物流はコンテナが増えると、固定費は変わりませんから利益が増加することになる。また、3PL事業では電子部品・化成品等の取扱量が増加。海外では、同様に電子部品、化成品の増加とともに、医薬関連品、自動車部品関連物流が順調に推移している。